★駐車場会計とは、マンション会計のうち「駐車場から生じる収支」だけに特化・独立させた会計をいう。


マンション管理士よりひとこと

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皆さんが口座振替で毎月支払っている「管理費等」がどのように貯まり、どのように使われ、結果いくら残っているのか、と言った「財政状況」を知るには、「会計」を見る必要があります。

「マンション管理組合にも帳簿付けがある」ということです。
 

企業会計や各家庭の家計簿には会計は一つしかありませんが、マンション管理組合の場合、「ランニングコストのための会計=管理費会計と、「建物維持のための貯蓄のための会計=積立金会計の2つの『お財布』があるのが特徴です。
 

この2つの会計のほかに、稀に3つ目の会計として「駐車場会計」を特別に設ける管理組合があります。

例えば、あなたの住むマンションが100世帯として、20台分の機械式駐車設備があるとします。
一般的には、この機械式駐車設備の保守点検に要するコストは「管理費会計」に、修繕工事や将来的な全交換などに要するコストは「積立金会計」に、それぞれ含めて収支を見ていきます。
 

ところがこの機械式駐車設備、保守点検や修繕工事などに要するコストが馬鹿にならないくらい高額なのです。(管理組合の金食い虫とか言われています。)

やがて、一部の問題意識の高い組合員を中心に、「たった20世帯の利便性のために高額な支出を考えなければならないような設備が、なんとなく管理費会計や積立金会計に含まれて運営されるのはおかしいのではないか?」という発想が芽生えて、大きな話題になってきます。

その結果、「駐車場だけは独立の会計を設け、その使用料収入と保守や工事の支出のバランスを見ていこう」や、「一部の駐車場利用者が保守や工事費を負担するよう、会計を分けて明確にしておこう」といった趣旨で、3つ目の会計として「駐車場会計」を誕生させるのです。

駐車場会計を設ける管理組合のほとんどが、上述のような理由でこの会計を設けることになります。