【相談内容】バルコニーの手すりに布団を干したい


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●バルコニーに係る『使用細則』をチェック
●使用細則は、総会の過半数で変更可能
●布団干しが禁止になった背景を考える
 

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【相談者】 グランドール403号 F井さん

OEKAKI14


【回答者】  マンション管理士 テミス先生

OEKAKI11


〜新婚のF井さんが『マンション管理組合の学校』を訪れたのは、小春日和の昼下がりだった〜
 


「テミス先生。バルコニーの手すりに布団を干していたら、やめるようにと理事長から注意されたのよ。なんでダメなのかしら?」

 


「F井さん。おそらく、使用細則で、バルコニーの手すりに布団を干すことが禁止されているんだと思うわ。」

 


「なるほど。使用細則で禁止とされているからなのね・・・ちょっと待って。細則って変更できますよね?布団干し禁止の部分を削除すれば、干せるようになりますよね?」

 


「確かに、そのように変更すればルール上はOKだわ。使用細則を変更するには総会での承認が必要ですが、一般的には過半数の賛成でできるとされているので、ハードルは高くないですね。しかし、そもそもの禁止されている理由を考えると、ルール上OKになったとしても、干さない方が良いと思いますし、ハードルが高くないとはいえ、使用細則の変更はしない方が良いと思いますよ。」

 


「というと?」

 


「禁止されている理由のひとつに『外観(美観)に良くない影響が及ぶ』ことが考えられるわ。区分所有者は、マンションの外観からも資産価値を享受していると考えられています。バルコニーの手すりに布団が干されると建物の美観を損ね、それにより資産価値に良くない影響が及ぶおそれがあります。実際に影響した場合は、自分も含め、他の区分所有者の利益を害することになりますね。法律(区分所有法)は『区分所有者の共同の利益に反する行為をしてはならない』としているので、バルコニーの手すりに布団は干さない方が良いでしょう。」


「外観の影響・・・」

 

「その他の理由として『布団が落下するおそれがある』と考えられるわ。布団は重さもあり、また、高いところから落下すれば相当の凶器になります。それが人や物の上に落ちたらどうなるでしょう。結果によっては重い責任を負うことになって、裁判沙汰になりかねないわ!!!」

 

 

「・・・なるほど。(裁判の話になったら急に興奮したわ、この先生)」

 

  

【ご了承願います】

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