マンション管理士・一級建築施工管理技士の日記
【一級セコカン・マン管士 Takayanのつぶやき2】吹付け塗装もタイルも『彩度・明度』を意識して!


一級建築施工管理技士・マンション管理士、大阪のTakayan(たかやん)です。



夜遅く帰宅。ポスト見ると、



『緊急臨時修繕委員会 開催のご案内』のチラシが入ってました。



突然なんかな?と見てみると、



『タイル発注についての相談』



でした。



これだけではわからないですよね?


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大規模修繕で外装工事を行う時に、その材質に『吹付け塗装』と『磁器質タイル』等がありますが、外壁を吹付け塗装するとき、その『色合い』を決める必要があります。

施工業者は、その塗料の『色見本』を1週間から2週間で制作し、磁器質タイルは1か月から2ヶ月で『サンプルのタイル』を制作し、発注者(管理組合、理事会)へ提示し、決めることになります。
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ちなみに、磁器質タイルは、実際に外壁に貼られている現物タイルを剥がして、これを見本にします。
剥がしたタイルを参考にして、タイル業者が『釜』で焼き、確認します。

※タイルと言えば『岐阜・多治見!』
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そして実際のタイルと『釜』で焼いたサンプルのタイルを見比べて、確認して決めます。


現物のタイルと『釜』で焼いたサンプルタイルとで色合いが違った場合、再度『釜』で新たなサンプルを作成します。
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こんなふうにして、実際吹き付ける塗装と磁器質タイルは決めていきます。

この選定を設計監理者(コンサル)に一任する時もあります。




ここで特に気をつけなくてはならないのが、『色見本』より『実際の仕上がり(施工した状態)』のほうが、『彩度・明度』が上がることです。


人間が色を見るとき、色の付いた箇所の面積が広くなればなるほど、人の目には『彩やかさが勝り、明るさもUP』します。
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大規模修繕工事も終盤になり、養生や仮設足場が取れ、リフレッシュ後のマンションの全体が見えるにつれ「あれ?思ったよりも明るいな」なんてならないように、『彩度・明度』にご注意を。

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さて今回、緊急の臨時修繕委員会の案内がきた理由は、『タイルメーカーの夏休みが修繕工事期間中に入る』ためで、慌てたのでしょう!


でも、そもそも管理組合が慌てなくて良いように段取りするのが施工業者の仕事だし、設計監理者のフォローなのですが、、、事前に段取り出来る設計監理者なのか、施工業者なのかが、管理組合として業者を選定するときの一つの判断とすべきでしょう。


しかし、そうはいっても、この判断基準は非常に難しいです。大規模修繕工事のような特殊な技術を要する内容で、しかも10数年に一度のイベントです。そうそう慣れた区分所有者はいらっしゃらないと思いますし。


大規模修繕工事関連の業者は、設計監理者はコンサル料、施工業者は工事費を見て、プレゼンテーションを見ての決定となりますが、プレゼンテーションは素晴らしいものの、実務能力が期待通りでないことも生じます。

恥ずかしながら、まさに私が住むこのマンション管理組合、そういったことになって修繕委員会の負担が増えてます。



されど私が思うには、みんなで考えてみんなで判断し決めていくのが1番いいと思います。 
合意形成が大切だとつくづく思います。

ですから、うまくいかないことに対してもう一度仕切り直してみんなで知恵を出し合い決めていくことにしていこうと思います。


では、緊急臨時修繕委員会に、行ってきます!

(つづく)


大阪の一級セコカン・マン管士 Takayan

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大阪の一級セコカン・マン管士 Takayanのつぶやき

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